TOPICS/長唄あれこれ
僕の夏休み…ゆかた、そしてアロハシャツ
2011.08.09 by Asakichi
皆様お久しぶりです、淺吉っす。ちゃんと生きてましたよ。
多くのいい加減更新しろという声に重い筆を執りました。パソコンだけど…
ごく少数のまた読みたいという意見に励まされながら頑張ります!
久々だし何を書こうかなあと悩みましたが、夏らしい話がいいですね、やっぱり。
長唄界に限らず、芸事の世界は何となくこの時期営業活動は夏休みという感じです。僕だけ? その分、あいた時間を自分の演奏活動やお弟子さんの発表会にあてる方が多いのではないかと思います。うちも来る8月21日(日)に砧の稽古場にてゆかた会を行います。どなたでもお気軽に見学にいらして下さいとの事なので、よろしければお運び下さい。お待ちしております。
と、いつの間にやら宣伝になってしまいましたが、出演者の頑張りを応援してあげて下さいませ。
さて、僕の夏休みと言えばまずアロハシャツなんです。突然なんの話?と思うかもしれませんが、ちゃんと戻ってくるつもりなのでしばしお付き合いください。
アロハシャツって、ほんっとにキュートで大好き。いろんな色のいろんな柄をずらっと並べておいて、その日の気分でチョイス!本当は暑いの苦手だけど、アロハを着ていれば灼熱の太陽とも友達になったような気で元気に出かけられます。数分後にはゼエゼエ言ってるけどね。
アロハシャツは言わずと知れたハワイの第一装。御存じの方もいらっしゃると思いますが、もともとハワイへ移民した日本人が持っていった反物や着物を半袖の開襟シャツに作り替えたのが発祥と言われています。そりゃあんな暑い島ではね…古い物でたまに正絹の和柄があったりして歴史を感じるなあ。
そんな移民の方たち、その子孫の方たちの中には、日本舞踊や長唄を大切にお稽古している人も多くいらっしゃいます。佐門会の仲間達も頑張ってますよ〜。何年かに一度、向こうで会がある時にはお手伝いに行きますが、そこには日本以上に日本的な空間が!和の心を忘れず、大切に育んできたんでしょう。
熱心な若手の中には、大学の留学制度で一年間日本にやってきてみっちりお稽古をしていく強者もいます。今年も一人、ハワイからの留学生がうちでお稽古をしていますが、真面目で一生懸命で、きっと将来南の島の和の心を素敵に継承して行くんだろうなあと楽しみになります。
日本人の忘れてしまったこと、そうやって世界のどこかに散らばってるんだろうな。三味線弾いてることで憶い出せるのかはわからないけど、なぜかアロハシャツを着るときにはそんな事を考えてます。
なんとか繋がっただろうか?よくわからない内容になってしまいましたが、また機会があればこんなお話にお付き合い下さい…
あさきち
佐苗会ゆかた会詳細はこちら
黒塚の「観世寺」も被災
2011.04.
四世佐吉作曲「黒塚」ゆかりの観世寺のある福島県二本松市も、このたびの東日本大震災で震度6強という大きな揺れに見舞われました。
中村孝純住職によれば、寺の一部に破損した箇所がありますが、皆様ご無事とのこと。修繕のために少しでもお役に立てればと、佐吉、浅吉、佐喜から心ばかりのお見舞金を送らせていただきました。
震災よりひと月以上が経ちますが、未だ連日、大きな余震が続いております。復旧作業等にも数々のご苦労が伴うと存じますが、1日も早い復興をお祈りしております。
※「黒塚」[昭和14年(1939) 木村富子作詞 四世佐吉作曲]
四世佐吉の代表作。奥州安達ヶ原に住み旅人を襲ったという鬼女の物語。
亀屋さん「東京マイスター」受賞!
2011.01.11 by Saki
東京都世田谷区豪徳寺、招き猫発祥の豪徳寺近くにある
「亀屋邦楽器」さん。
父佐吉が佐喜と名乗っていた時代から、
かれこれ20年以上お世話になっています。
そんな亀屋さんの親方、東京都公認伝統工芸士である芝崎勇二さんが、
この度「東京マイスター」に認定されました!
これは親方の長年の功績が認められたもので、
佐吉家に伝わる300年以上前の古近江三味線「野路」を修復、
復元したことも受賞理由の一つとなっているとのことです。
うれしいですね〜。
それから受賞理由はもう一つ!
それは何より親方始めお店の皆さま方の“お人柄”です。
親方、おめでとうございます!
明けましておめでとうございます
2011.01.01 by Sakichi